重要文化財 金剛三昧院客殿及び台所ほか一基保存修理事業
高野山を代表する寺院の一つ、金剛三昧院では、平成19年度から24年度にかけて、国の重要文化財である客殿及び台所の屋根葺替と軸部などの半解体修理、国宝多宝塔の屋根工事や左官工事を実施しました。
今回の事業では、檜皮屋根や客殿内部の金碧障壁画の修復により建物本来の壮麗さを取り戻しただけでは無く、高野山の貴重な歴史遺産を後世に伝えていくため、改変されていた台所の軒や内部間仕切りの復原に加え、客殿としての室内の構成に違和感が生じないよう配慮したうえで構造補強も実施しました。
客殿外観竣工
客殿上段竣工
多宝塔竣工