重要文化財 熊野那智大社第一殿ほか七棟災害復旧事業
熊野三山の一つ、東牟婁郡那智勝浦町の熊野那智大社は、平成23年9月4日未明に発生した土砂崩れにより、国の重要文化財に指定されている第一殿ほか七棟全てに加え、那智大瀧など国指定の史跡においても甚大なる被害を受けました。
同9月末には国庫補助による災害復旧事業に着手し、平成24年度中には東門ほか二棟の史跡を構成する建物も含め全ての文化財建造物の復旧を終えました。
復旧にあたっては、可能な限りオリジナルの部材を再用するなど歴史的建造物としての価値の保全に努めるとともに、治山事業等と協調して土砂災害の再発防止にも努めました。
被災状況
第五殿~第一殿竣工
御県彦社・第六殿竣工