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重要文化財 旧名手本陣妹背家住宅主屋及び米蔵の保存修理

 平成29年度から実施されている継続事業の2箇年目となります。本事業では敷地内に建つ主屋、米蔵、南倉の重要文化財3棟のうち、主屋については座敷部土庇のこけら葺きの葺き替え、木部の小修理と、居室部南西隅の後世に欠き取られた1間四方について復原を行います。米蔵については木部の小修理を行います。また、3棟について耐震診断と耐震補強設計を行い、その結果を元に必要な耐震補強を施します。昨年度は復原部分の現状変更手続きと耐震診断・補強設計を先行して実施し、並行して分解工事と主屋、米蔵の木部修理を行いました。

 平成30年度工事は組立工事として、主屋南西隅復原部分の施工(基礎工事、木工事、左官工事ほか)と耐震補強部材の製作、取り付けを発注しました。

 台風21号の影響により各業種で人手不足が重なったこともあり、事業を繰り越して30年度工期を平成31年12月末までとし、平成31年度に瓦屋根工事とこけら屋根工事を実施する運びとなりました。

南西隅復原部分に係る瓦屋根の分解状況

南西隅復原部分の礎石据え付け状況

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